【コラム】オリンピック景気で価格上昇傾向の中、世界で比べると東京は・・・

不動産取引が活気を帯びるなか、数年前から不動産の価格が高騰しているという
記事や報道を目にする機会が、皆様も増えたのではないでしょうか?

特に東京はオリンピック景気の期待に支えられ、
世界一の不動産市場として不動産の取引が活況になっているのではないかと思います。

2014年の不動産取引市場は、証券化バブルといわれた2007年当時の
不動産取引額に肩を並べるほどの取引額だったようです。
もはや日本の不動産は、バブル並みの高値水準に突入したのではないかという話も
ちょこちょこ聞こえるようになってきました。

果たしてこの状況はバブル並の水準といえるのでしょうか?
世界各国の不動産市場と比較してみましょう。



さて、ここで何をもって不動産バブルか!?
・・・判断するのは難しい部分ですが、
ここでは単純に【不動産の投資利回り】で比較してみたいと思います。


フィリピンの不動産調査会社であるglobal property guidedの資料に基づいて、
不動産の賃料を購入価格で割り戻した表面利回りを用いて、各国を比較してみました。




■不動産の表面利回りの低いランキングのトップ10をご紹介
 (データが公開されている国は87カ国)


第10位 イギリス 不動産投資利回り 3.21%
 イギリスのロンドンは東京やニューヨークと並んで世界3大ビックシティだが、
 不動産の価格も賃料も非常に高額な都市である。特にロンドンは、グリーンベルト法により
 新築物件の開発に制限がかかっていることもあり、不動産が高騰している。
 ロンドン以外の高級住宅地の利回りはさらに低く2.72%~3.2%の水準だ。

第9位 フランス 不動産投資利回り 2.89%
 フランスの賃貸契約は通常長期の契約となり、賃料の上昇に法律の制限があるため、
 不動産価格上昇期には利回りが急激に下がりやすい傾向がある。

第8位 ヴァージン諸島 不動産投資利回り 2.85%
 イギリス領ヴァージン諸島は、不動産投資先としてはそれほど魅力がない。
 その理由はおそらく、タックスヘイブンにある。
 特に国内の資本規制が厳しい中国人がヴァージン諸島に企業を設立するケースが近年
 目立っており、それに伴い不動産を実態経済から離れた価格で購入している影響と考えられる。

第7位 シンガポール 不動産投資利回り 2.83%
 金利も不動産取引コストも低いシンガポールの不動産は、
 もともと投資用で購入されるケースが多かった。
 特に中国人投資家が最も多く、さらにロシアやインドネシアなどの投資家も、
 シンガポールの高級物件に投資している。

第6位 香港 不動産表面利回り 2.82%
 香港は中国のお金の出口であることから、不動産価格は非常に高騰している。
 2011年ごろから横ばいになったシンガポールとは対照的に、
 香港の不動産価格は年々上昇し続け、2009年当時と比較して2014年は2.5倍ほどとなっている。
 不動産取引に係るコストも高く、不動産投資は難しい市場だ。

第5位 中国 不動産投資利回り 2.66%
 世界各国の不動産を買いあさっている中国人の本国は、やはり相当な不動産バブルとなっている。
 沿岸部の不動産価格が特に上昇しており、上海のコンドミニアムの不動産価格は、
 トイレの面積が日本のワンルームマンションと同じ程度だ。

第4位 イスラエル 不動産投資利回り 2.28%
 中東地域で最も不動産が高い国がイスラエルだ。
 テルアビブのビーチには別荘が並び、高額所得者やハイテク企業に人気の都市だ。

第3位 インド 不動産投資利回り 2.22%
 高い経済成長を理由に、インドは不動産バブルの域に突入している。
 2007年当時から急激に価格が上昇し、不動産投資利回りは当時の4分の1ほどとなっている。

第2位 オーストリア 不動産投資利回り2.18%
 欧州中央銀行の低金利政策によって、オーストリアの不動産の価格が急上昇している。
 1年前の調査では利回り3.54%、ランク16位であったが、1年で一気に2位に躍り出た。
 過去7年で不動産価格が約39%上昇し、値上がり率はユーロ圏で最大となっている。

第1位 台湾 不動産投資利回り 1.57%
 不動の世界1位は台湾だ。2002年に中国人に不動産投資を解禁したことにより、
 台湾の不動産投資ブームが一気に加速し、世界で最も不動産が高い土地となった。
 台北の不動産価格は、40平米程度で1億円が相場となっている。
 日本の3~4倍の価格になっている状況だ。





経済危機に苦しむギリシャは、利回り3.83%で20位にランク入り。
アメリカは24位で、3.91%の利回りとなっている。
西海岸も東海岸もバブルだが、中心部の不動産価格が安いため、平均するとこの数字となる。


気になる日本の順位は、なんと利回りが5.02%で、42位だ。
昨今、日本の不動産価格の上昇が懸念されているが、
実は日本はOECD加盟国のなかで最も不動産が安い国なのだ。

世界各国をみると不動産バブルには少し遠いのが日本の不動産市場のようです。



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